ローソク足パターン大全
1本の形から酒田五法まで、あらゆるローソク足の型を図解でまとめました。相場の勢いと転換の“サイン”を、まず形で覚えるための一覧です。
1本のローソク足
1本の実体とヒゲの長さ・位置から、その期間の勢いと迷いを読む基本。
始値近くから高値近くまで一気に上昇。強い買い。
高値近くから安値近くまで急落。強い売り。
ヒゲの無い大陽線。買い一色で押し目なし。
ヒゲの無い大陰線。売り一色で戻りなし。
寄り側にヒゲが無い足(陽なら下ヒゲなし)。寄りから一方向に走った勢い。
引け側にヒゲが無い足(陽なら上ヒゲなし)。引けにかけて勢いが続いた。
実体が小さく上下にヒゲ。買い売り拮抗、方向感が乏しい。
始値と終値がほぼ同じ。迷いのサインで、天底での転換の前触れになりやすい。
始値・高値・安値・終値がほぼ一点。極端な閑散・方向感の消失。
下ヒゲだけが長い同時線。安値圏なら売られた後の買い戻しで反発期待。
上ヒゲだけが長い同時線。高値圏なら買われた後の失速で反落警戒。
安値圏で下ヒゲが長い小実体。売られても押し戻した底打ちのサイン。
大底圏で極端に長い下ヒゲ。投げ売りを一気に吸収した反発サイン。
カラカサと同じ形が高値圏に出たもの。上昇一服・反落の警戒。
安値圏で上ヒゲが長い小実体。戻りを試した底入れの兆し。
高値圏で上ヒゲが長い小実体。上値の重さを示し反落しやすい。
2本の組み合わせ
前の足を次の足がどう包む・はらむ・被せるかで、力関係の交代を見る。
前の陰線を次の陽線がすっぽり包む。売りから買いへ主導権交代。
前の陽線を次の陰線が包む。買いから売りへ交代、天井のサイン。
前の大陰線の実体内に小陽線が収まる。下げの勢い一服・反発の芽。
前の大陽線の実体内に小陰線。上げの勢い一服・反落の芽。
陽線の翌日、高く寄って前日実体の半分以下まで下落。上値の重さ。
陰線の翌日、安く寄って前日実体の半分以上まで上昇。下値の堅さ。
陰線の翌日、下に窓を空けて寄り実体半分“未満”までしか戻せない。切り込みの弱い版で下降継続寄り。
連日ほぼ同じ高値で止まる。上値抵抗が意識され反落しやすい。
連日ほぼ同じ安値で下げ止まる。下値支持で反発しやすい。
前の足と逆色の翌足が“同じ終値”で出会う。トレンドの勢いが止まるサイン。
前の足と逆色だが“同じ始値”から動く。トレンドの継続を示す。
上昇中、窓を空けた陽線の翌日に陰線が出るが窓を埋めない。上昇継続。
上放れ後、上ヒゲの長い陽線で上値が重くなる。上昇の行き詰まり。
前の足と重ならない値飛び。勢いの強さを示し、埋めるかどうかを見る。
3本の組み合わせ
3本の並びで、転換の完成度や勢いの継続を判断する。
陽線が3本連続で切り上がる。上昇トレンド入りの強気サイン。
陰線が3本連続で切り下がる。下降トレンド入りの弱気サイン。
大陰線→窓を空けた小さな星→大陽線。底打ち反転の代表形で信頼度が高い。
大陽線→窓を空けた小さな星→大陰線。天井反落の代表形で信頼度が高い。
前後に窓を空けて孤立した同時線。明星より強い転換シグナル(出現は稀)。
同時線が3本連続。極端な迷いから大きく転換することがある稀な形。
窓を3回空けて上昇。買われ過ぎで、逆に高値警戒の目安。
窓を3回空けて下落。売られ過ぎで、逆に底値の目安。
酒田五法
江戸期の相場師・本間宗久に由来する日本発の型。三山・三川・三空・三兵・三法。
同色の足が3本続き勢いを示す(赤三兵=上昇/三羽烏=下降)。
窓(空)を3回連続で空ける行き過ぎ。過熱・売られ過ぎの反転目安。
大陽線のあと小さな押し3本、再び大陽線で上抜け。上昇継続。
大陰線のあと小さな戻り3本、再び大陰線で下抜け。下降継続。
高値を3回試して超えられず頭打ち。天井圏の代表形(西洋のトリプルトップに相当)。
安値を3回試して割れず底打ち。大底圏の代表形(トリプルボトムに相当)。
中央の山が最も高い3山。ヘッド&ショルダーに相当する強い天井サイン。
中央の谷が最も深い3川。逆ヘッド&ショルダーで強い底サイン。
「再現性」は、その形が一般にどれだけ重視され当たりやすいと語られるかの目安(5段階)で、将来の的中を保証しません。形の意味は一般的な定義・伝統的な解釈です。実際の相場では出来高・トレンド・水準など前後の文脈が重要で、同じ形でも位置によって意味が変わります。売買を推奨するものではありません(投資助言ではありません)。