【WiFiが遅いを解決】WiFi7は本当に早いか、WiFi6Eと比べ実機をチェック

【WiFiが遅いを解決】WiFi7は本当に早いか、WiFi6Eと比べ実機をチェック

2024年5月15日

TP-LinkのWiFi 7 無線LANルーターのBE19000を使用してみました。

早いのか

早いです。パケットロスも近距離でしたら無線環境としては最速かと思います。BaffaloのWXR18000BE10P/NもBE19000と同スペックでおすすめですが、最高速度が理論値11520Mbpsで実機はWiFi7規格として申し分ない性能を持っています。

ただ、WiFi7に対応した端末が現状ないため、速度の恩恵は十分に受けられません。同BE19000を子機として使用し有線LANとして接続すると、現状恩恵を受けられます。

安定するのか

6GHz対応機でも、1機ですとやはり範囲は狭く、メッシュや適切に中継機を設置した場合などに比べると微妙です。組み合わせてメッシュWiFiとして使用することをお勧めしますが、BE19000については、メッシュ向けの機能が開放されておらずTP-LINKの機器同士の相性はあまり良くありません。

WiFi6E環境で個人的お勧めなAX80/A + RE900XDの組み合わせの方が1台最速機を用意するよりも安定性も速度も満足いく結果になります。

ハイエンドミドル機のArcher BE550/Aを2台設置するとしても、5GHz帯・2Ghz帯のアンテナ数が少ないため、現環境では6Ghz環境を使用しない前提で、上記のWiFi6Eのミドル機(といってもハイエンド)環境で構築したほうが十分な速度が出て安定します。

また、新製品特有の内部構造の問題やハイエンド機特有のハイグレードなパーツを使用している関係での排熱処理関係での故障率の影響なども考えると、安定を求めての導入でしたらWiFi7新製品を待つのが得策かと思います。

最終的な結論

  • 回線が10Gbpsは必須、ただ2Gbpsあれば現状十分
  • 端末がWiFi7に対応していないと効果は得られない
  • 繋がりやすさは大きく改善しない
  • 速度は早いがPINGは回線次第

確かにWiFi7は早いです。ただまだ時期尚早、iPhone17が対応予定ですので、買い替えスパン3-5年ほどかかって世間はWiFi7の環境に移行していくのではないでしょうか。