[解決編] WiFiだと一部のサイトやゲーム、アプリがネットに繋がらない問題

[解決編] WiFiだと一部のサイトやゲーム、アプリがネットに繋がらない問題

2021年5月22日

スマホでアプリやゲームを起動しようとしたら開けなかったり、ウェブを開いた時に一部のページだけ繋がらないといったことが起こる原因はいくつか考えられます。

ISPなどのプロバイダの問題や認証の問題、障害、相手側のサーバーの問題なども考えられますが、継続的に起こっている場合の多くはご自身の環境の問題です。特に、端末かルータ等の設定によることが多いです。

今回はWiFiに接続した際、つまり無線LANルータが原因であるケースで解決する内容をお伝えします。

どのような現象が起こるか

エラーメッセージが表示されたり、ロードアイコンがぐるぐる回り続けるなどの現象が起こります。

Wi-Fiを接続をオフにして、4Gや5G回線にすると繋がったり、何故か特定のWi-Fiだと繋がらないといったケースが多いかと思います。

アプリやゲームによっては、一部の接続の部分のみ(例えば冒頭のスタート画面やメニュー画面のみ)携帯回線で繋ぐと接続できるケースもありますが、一時しのぎの対策にしかなりません。

ゲームでの例

  • ドラゴンクエストウォーク「通信がタイムアウトしました。リトライしますか?」
  • リーグ・オブ・レジェンド:ワイルドリフト「エラーコード100018」
  • ファイアーエムブレム ヒーローズ
  • Pokemon GO
  • など

原因

上記のようなエラーの場合の原因はWi-Fiの設定に問題があります。もしくは、Wi-Fi機器の故障です。

家庭用のWi-Fi機器にはPCやスマホから設定できる画面が用意されています。そちらの設定を正しく行うことでWi-Fi接続時もエラーを起こさずに正常に動作するかと思います。

具体的には、「IPv6」の設定、「IPアドレスの割り当て」の設定、「DNS」の設定の項目が原因であることが多いです。

メーカーによって設定は異なりますが、仕組みはほぼ同じになります。ご自身で誤った設定をしてしまったか、メーカーの初期設定が原因かのどちらかになりますが、メーカーもなるべくトラブルにならないような状態の設定で出荷していますので、多くは誤ってご自身(またはご家族)で設定されている場合が多いです。

サーバー開放の設定をしていたり、リモートワークでVPNの設定をルータで行おうとして失敗していたり、GoogleのDNSが早いと聞いて設定してみたりと原因は多岐にわたります。

解決方法

無線LANルーター、もしくはプロバイダより貸し出されているモデムまたはホームゲートウェイと言われているルータの設定を変更します。

方法1 初期化

もしネットの接続方式がIPoE接続でしたら思い切ってルータを初期化してしまっても良いかもしれません。PPPoE接続でしたら、プロバイダの認証情報だけ手元に用意し、初期化後設定します。

方法2 個別に怪しいところを設定

ルータにログインして変更できる方はこちらの方法を試してみてください。特に効果がない場合は設定を戻してみてください、原因を特定することが大切です。

1、DNSは自動設定にします。プライベートDNSを使用になっていたり、DNSサーバを指定されていたら、自動取得に設定しましょう。

2、IPアドレスの割り当てはDHCPにします。自動設定や固定になっていたらDHCP割り当てに変更してみてください。

3、IPv6を使用する設定をしていたらオフにしてみてください。

方法3 新規で購入

現行で販売されているルータのほとんどが、DHCPがオンになっていて回線もIPoEです。設定せずに使用できる機種も多いのでこれを機に新調してしまうのもありかもしれません。

BuffaloやTP-LINK製のルータがおすすめです。→Amazon.co.jp : おすすめ無線LANルーター