NETGEARのWi-Fi6対応の無線LANルータ、OrbiシリーズのRBK852で環境を構築してみました。
サテライト(中継機)付きです。RBK752やRBK50の上位機種になります。
https://www.amazon.co.jp/dp/B0836YKNZW
通信範囲
メッシュWi-Fiシステムに対応しているので、サテライト機を追加することで、通信範囲は広範囲になります。
アンテナ本数は8本、バンドステアリングも対応で、国内で販売されている製品の中ではトップクラスです。ハード的にはルータ本体とサテライト機もほぼ同性能です。
コンクリート構造のマンションや3階建でも快適かと思います。
5GHz帯の設定できるチャンネル数が少なく(36, 40, 44, 48の4つ)、私の場合デフォルトだと隣人のWiFiと干渉したので、手動で変更しました。家の外のIoT機器などはとくに干渉します。
2.4Ghz帯が繋がりにくい場合は「20/40 MHzの共存を有効にする」のチェックを外してみてください。
速度
サテライト機が広範囲で電波を拾い、こぼさず中継してくれるので、広範囲かつ高速で通信が可能です。
ビームフォーミングにも対応していてかなり高速です。
近距離でですが、親機とサテライト機で速度のチェックを何度かしましたが、ほとんどパケットは失われませんでした。速度も安定しています。(上記画像:左親、右子)
IPv6
IPv6対応です。デフォルトではオフになっているのでオンにする必要があります。
セキュリティ
WPA3は対応していますが、対応している機器が少ないのでしばらくWPA2の使用になるかと思います。
NETGEAR Armorは「Bitdefender」というウイルス対策ソフトが組み込まれたセキュリティ対策の総称です。搭載はされていますが、無制限で有効化するには月々の課金が必要です。
特定のサイトのブロックは手動で追加可能です。
機能
アカウント
Netgearアカウントを作ることで、ネットワークにアクセスしていなくとも、インターネットからルータの情報にアクセスできます。
ただし、アカウントはアプリでしたら強制的に作らなければ、設定が進めないので、このポイントはマイナスです。
その他機能
VPNサーバが内蔵されています。OpenVPNで、プロファイルがダウンロードできます。
ファームウェアのアップグレードはファイルのダウンロードをすることなく、ワンクリックで更新できます。
デバイスごとのIP固定化は高度>設定>LAN設定>予約アドレスより行えます。
残念なところ
WPSは管理画面より行えません、物理スイッチのみです。
USBポートはありますが、これはメインテナンス用でNAS機能などはありません。
SMTPサーバ機能はあるのですが、IFTTTやAlexaとの連携がなく、新規デバイスが接続された時などの通知機能が欲しいところです。
ケーブルはCAT.5Eでした。
値段については実売7.5万円。TP-Linkだと同じ中身でもう少しコストを下げて作れるだろうなという印象です。